CGマシンを購入する時のスペックまとめ ～CPU編～

前回のOS編に続きCPU編です。
参考下さい。
【CPU】
CPUは、レンダリング速度などに直結する重要なパーツです。
高性能のCPUを搭載すれば、レンダリング速度が速くなり、
ライティングや質感調整の試行回数を増やすことが出来ます。
（すなわち、煩わしいレンダリング待ちにイライラしなくなります）
・CPUの会社
CPUを選択する場合、IntelかAMDのどちらか選択します。
CG作業を行う場合、どちらのCPUでも問題ありません。
どちらか好きな方を選ぶと良いでしょう。
周りを見渡す限り、概ねIntelのCPUを選ぶ傾向が多いです。
AMDも安価で高性能なCPUを出しており、オススメです。
・Intel CPUの種類
IntelのCPUを搭載したデスクトップパソコンでは、以下の三種類のモデルが概ね使用されています。（フラッグシップモデル向け）
Core i3
Core i5
Core i7
（これらのCPUの上位版にあたる、Xeonと呼ばれるCPUが存在します）
ざっくり言うと、i3、i5、i7の数字が高い程スペックが高くなります。
ここで言うスペックとは、クロック数、HT(ハイパースレッディングの有無)やTB(ターボブースト)、３次キャッシュの容量など。
・CPUのクロック数
CPUの表記の後ろに、クロック数と呼ばれる数字が記載されています。クロック数が大きい程処理が速くなり、レンダリング速度も速くなる傾向です。（core i7 870とかcore i7 950）
消費電力もCPUによって変わるので、確認しておくと良いかもしれません。
・レンダリング速度の検証
レンダリング速度の検証をしたい場合は、ベンチマークソフトと呼ばれるソフトがあります。代表的なソフトでは、Cinebenchと呼ばれるベンチマークソフトです。
Cinebenchでは、実際にレンダリングを行わせどのぐらいの速度が出るか検証出来ます。
自分が選ぼうとしているCPUはどのぐらいの性能か分からない…。
そんな場合は、レンダリング速度の比較検証しているサイトがあるので、下記のサイトを覗いてみると参考になります。
結局の所、予算があれば高性能のCPUを選んでおけば間違いありません。(操作の快適性を求めるのであれば、他のパーツに投資するのもありですが…)
自分の予算と照らし合わせて購入検討して下さい。
–Cine bench–
http://www.maxon.net/ja/downloads/cinebench/cinebench-115.html
–Cinebench 比較サイト–
http://www.cbscores.com/
次回、メモリー編。
講師T.O