「上高地と涸沢に思ふ」

先日、秋の穂高連峰へ行ってきた。山行だ。
ここは、特に秋の紅葉が有名で登山道は人でごったがえし
大渋滞をおこすほどだ。そんなわけで、話しはベースキャン
プ(以下BC)となる涸沢でのお話し。
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今回は小屋へ泊まらずテントで野営だ。
BCでは、テントの数が壮観だった。初めて見る景色だ。
ここはガレ場のBCなのでペグは使えない。その辺に
ころがっている岩にロープをくくりつけるのが特徴だ。
この日は昼過ぎから霰が降ってきたのでテント前室でカレーを
調理。ちなみに、このテント換気口とインナーポケットも
付いている。更に前後の窓には開閉自由の虫除け網戸も
ついている。なんというか、テント特有のコンパクト且つ居住性が
考えられた空間とシステムがたまらなく心地いい。
(冬山には不向きですが)
さて、僕達が登る前日にちょうど初雪が観測されたようで、
案の定、夕方から霰はやがて雪へと変わっていった。
紅葉の残景は、雪化粧していく。景色のマジックアワーだ。笑
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とても素晴らしいが、これが全てを狂わす原因で今回の敗因だ。
気温が低いので、降った雪や霰はガレ場を凍結させアイスバーン
へと変えていく。
お陰で初日の目標、奥穂登頂断念。。。
次の日のパノラマコース断念。。。
秋といえど、冬山装備にするべきだった。
また、次はアイゼン、ツェルト、シュラフカバー、リッジレストも
考慮しよう。備えあれですな。
いかに防寒をするか。そしてそれらをどう軽量化し
パッキングするか。山の醍醐味です。たまりません。
しかしまあ、今回で3度目となる穂高連峰。
上高地の取れたて岩魚とビールは絶品。終わりよければ
全てよし。笑
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※アイゼン・・・靴に装着するトゲトゲ4,6,12本と用途に合わせ牙の数が変わる。
※ツェルト・・・一般的にビバーク(予定外の露営宿泊)せざるを得なくなったとき使用するもの
※シュラフカバー・・・寝袋を更に覆うカバー。これは結露防止に大いに役立つ。
※リッジレスト・・・マットレス。地面から体温を奪われるのを防止する。他、ゴツゴツした地面を緩和してくれる。

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